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さわらってどんな魚?【旬や産地、買い時の値段をまとめました!】

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今回のテーマは『さわら』!

さわらはクセが少なく、どんなお料理にも使える、料理用途豊富なお魚です。

また、たくさん獲れた時には値段はグーンと下がることもありますし、1年を通して、買い時が存在するお魚でもあります。

今回は、そんな『さわら』を徹底解析していきますよ!

さわらの買い時の値段

『生態とか旬とか産地とかどうでもいいんだ!』
『さわらはいくらぐらいの時が買いなんだ!?』

という方のために最初に『お値段』のお話をしましょう。

個人的にさわらの買い時の値段は『1切200円』くらいの時です。100g当たりでいうと198円くらい。

さわらも当然、天然のお魚になりますので、大量に獲れた時は安くなりますし、全然獲れない時は高くなります。

『さわらが豊漁でお買い得でーす!』って時は、1切200円くらいの時なので、魚屋に立ち寄って、これくらいの値段なら、ぜひとも買っていただきたいと思います。

ちなみに、魚屋のキャリア10年の僕が知っている中で、今までで一番安いときの値段は『1切150円』です。

この値段の時は、魚屋的にも思わず、『安ッッッ!!!』と口に出してしまうぐらい安いお値段です。

しかもこの時は、超厚切り(1切120gくらい)で1切150円だったので、本当にお買い得でしたね。

関連:【異常に安い!】今、北陸のさわら(さごし)がメチャクチャ安いんです!(煮付け・天ぷら・フライで旨い!) - しらすのスーパー魚屋百科

魚屋の面白い所は、広告、特売に限らず『急に安い魚が出てくるところ』だと思っているので、スーパーにお立ち寄りの際は、安い魚がないか探してみるのも面白いと思いますよ!

※あくまでも僕が働いているところでの話です

さわらの生態

それでは『さわらってどんな魚!?』という本題に入ろうと思います。

さわらは『スズキ目サバ科サワラ属』で、漢字では『鰆』と書き、英語では『Japanese spanish mackerel』と読みます。

さわらは北海道南岸から九州の南岸に生息し、ほぼ日本の全域に生息しています。

産卵期は春から初夏にかけてです。

海水温が上がると、海の浅い所を回遊し、水温が下がると深場へ移動していきます。

ちなみに体長は、ふ化後1年で40cm、2年で60cm、3年で80cmくらいになり、寿命は6年から8年といわれています。

さわらの旬

さわらの旬は『秋から冬』にかけてです。

特にお正月明けの、小寒から節分にかけての『寒の季節』に獲れるさわらは『寒さわら』と呼ばれていて、最高に脂がノリます。

その脂のノリ方は、なんとまぐろのトロ以上!!

本当にとろけるような食感がたまらない、メチャ旨な脂のノリ方をしています。

ちなみに、寒さわらは魚体が大きく、春から初夏にかけての小さめのさわらに比べるとお値段は高くなります。

鍋シーズンで、魚体の大きいさわら、脂のノッたさわらであれば、『1切298円』でも十分に買いの値段になります。

また、漁獲量が増えるのは、春から初夏にかけての産卵時期。

『魚へん』に『春』と書く『鰆(さわら)』ですが、春のさわらは卵や白子を蓄えているので、身自体は脂が少なく、あっさりとした食べ応えになります。

身はあっさりですが、春に獲れるさわらの『真子』や『白子』は、それはそれは美味しい逸品なので、ぜひスーパーで見かけたら食べてみてください。

真子は煮つけに、白子は焼きがオススメです。お値段もかなりお安いので、見かけたらチャレンジしてほしいと思います。

ちなみに一般論では、関東では冬の寒さわらが好まれていて、関西では春のさわらが好まれていることから、さわらは『2度旬がある』と言われています。

昨今の流通は目覚ましい発展を遂げていますので、今の時代であれば、日本全国で両方のさわらが食べられると思います。

ぜひとも、『寒さわら』と『春さわら』の両方を召し上がっていただきたいと思いますね。

さわらの主な産地

福井、石川、京都、島根、長崎、富山、山口(年間漁獲量順)

さわらは日本海側で多く取れているようですね。

これとは別に、漁獲量順では上位ではありませんが、瀬戸内のさわらは産地として有名です。

秋の鳥取や春の香川のさわらはプライドフィッシュにも選定されているので、その季節にそれぞれのさわらを見かけたら、ぜひとも食べてもらいたいと思います。

関連:鳥取のサワラ|鳥取県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ
関連:讃岐のサワラ|香川県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ

また、近年では輸入物も流通していて、特に韓国産のさわらはよく見かけるようになりました。

国内産のさわらと比べると、流通に時間がかかる分、鮮度面で見劣りはしますが、脂がノッていて美味しいです。

お値段もかなりお買い得なので、もし見かけたら、ぜひ一度食べてみて下さいね。

さわらの鮮度の見極め方

さわらが丸物で売っていることはほとんどないと思うので、切り身の鮮度の見極め方を挙げていこうと思います。

さわらの見極めポイントは以下の通り。

  • 切り身が割れていない
  • 血合がキレイな赤色
  • 魚体が小さいさわらは切身が透明がかっている
  • 魚体が大きいさわらは切身が白身がかっている

以上のポイントを見ていただければ、鮮度のいいさわらの切り身が買えると思います。

特に、上2つの項目に関しては、パッと見て分かりやすいので、必ず見てほしいポイントですね。

あと間違いないのが、『さわらの刺身、炙りが刺身コーナーに展開されている』お店。

さわらの刺身と炙り刺身は、さわらの鮮度が、よっぽどよくないとお店に出せないので、この2点が売り場にあれば、そこのさわらは『メチャクチャ鮮度がいい』ということになります。

ぜひとも覚えておいてください。

さわらに含まれる栄養

さわらは『サバ科』のお魚で、赤身のお魚ですので、サバにも多く含まれていて、脳の働きに良いとされる『DHA』や、動脈硬化などを防ぐ働きのある『EPA』が豊富に含まれています。

また『カリウム』も豊富で、高血圧の予防にもなります。

そして、『たんぱく質』や『ビタミンB2』も豊富に含まれていて、疲労回復の効果も見込めるので、ぜひ疲れ気味の方は積極的にさわらを食べてほしいですね。

ちなみに、旬の脂がノッている時期ほど、栄養価が高くなりますので、冬の寒さわらは積極的に食べていきたいところです。

さわらは出世魚

さわらはブリと同じく、魚体が大きくなるにつれて名前が変わる『出世魚』です。

50cmくらいまでを『さごし』、70cmくらいまでを『柳(さわら)』、1m以上のものを『さわら』と呼びます。

ぜひぜひ豆知識程度に知っておいて下さいね!

まとめ:安いタイミングを狙って、美味しいさわらを食べる

さわらは、年中流通していて、いつ豊漁のタイミングが来るか分からないお魚です。

『昨日まで1切298円だったものが、その翌日には豊漁で1切150円になった!』なんてこともよくあるお魚なので、お買い物の際には、ぜひともお魚コーナーを覗いてもらいたいと思います。

特に、漁獲量の増える春から初夏にかけては、安くなるタイミングが多い感じですね。

また、さわらはクセが少なく、どんな料理でも美味しく食べられるお魚です。

塩焼き、煮付け、天ぷら、フライ、ホイル焼き、味噌焼き、ちゃんちゃん焼き、お鍋など、本当にどんな食べ方でも美味しく食べることができます。

そして、骨も少ないので、お子様が食べるにももってこいのお魚です。

そんなスペシャルなさわらをぜひぜひご賞味下さいね。

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