秋の味覚『さんま』
秋が近づいてくると、さんまの値段もグッと下がり、買いやすい季節になってきます。
今では冷凍技術も発達して、年中おいしいさんまが食べられますが、それでもやっぱり秋の生さんまは一味違います。
焼いてよし、煮てよし、揚げてよし!
今回は、そんな『さんま』について徹底的に調べてみましたよ!
最初に簡単にまとめておくと、さんまは
- 旬は秋
- 食べごろは9月~10月
- 鮮度が落ちやすい(目利きが必要)
- 栄養満点
- ワタごと食べられる
って感じの魚です。
- さんまとは?
- さんまの生態
- さんまの旬は『秋』
- 主な産地
- 鮮度・品質のポイント
- さんまに含まれる栄養
- さんまは『はらわた』ごと食べられる
- スーパーでのさんまの調理方法
- まとめ:旬には秋の味覚『さんま』をぜひご賞味下さい!
さんまとは?
さんまは『ダツ科サンマ科サンマ属』に属する魚です。
漢字では『秋刀魚』と書き、英語では『Pacific saury』と読みます。
秋に旬を迎える、刀のような形をした魚だから秋刀魚。要は当て字ですね。
さんまの生態
さんまは北太平洋に広く生息しています。
夏はエサが豊富なオホーツク海方面で回遊し、秋には産卵のために日本列島に南下してきます。
さんまの旬は『秋』
さんまの旬は漢字の通り『秋』。
オホーツク海で丸々太った美味しいさんまが、産卵のために日本列島に南下してくるタイミングが最高の旬となります。
さんまは、盆あたりに新物が出始めます。(1尾500円~1000円くらい)
新物、特に初物は『縁起物』とされていて、無病息災を願って、食べられることが多いです。
また、8月20日からはさんま漁が本格化し、一気に値段が下がり始めます。
なので、9月~10月は『最高に旨くて安いさんま』が食べられます。
そして11月あたりになると、さらに値段は下がりますが、サイズも小さくなります。
主な産地
北海道、岩手、宮城、千葉あたりが主な産地です。
特に北海道のさんま、9月の出始めのさんまは丸々太っていて鮮度抜群!
最高品質のさんまとなります。
鮮度・品質のポイント
さんまの目利きポイントは以下の通り。
- 身がふっくらしている
- 口先が黄色いのは脂がのっている証拠
- エラに血がにじんでいない
- 肛門がゆるんでいない
- 背側にウロコがあり、鮮やかな青色をしている
さんまは青魚で脂が乗っている分、鮮度劣化も早いので、上記のポイントをしっかりと見極めて、最高に旨いさんまをゲットしましょう。
さんまに含まれる栄養
さんまの脂の中にはEPAとDHAが含まれていて、生活習慣病の予防や脳の働きに効果があります。
またビタミンB群が豊富に含まれていて、疲労回復や貧血予防に効果的!
そしてカルシウムの吸収を助けるビタミンDもたっぷりなので、さんまを食べるだけで骨が強くなります。
成長期の子供さんにこそ、ぜひとも食べてもらいたいお魚ですね。
さんまは『はらわた』ごと食べられる
さんまのワタは苦いので好みが分かれますが、安心して食べることができます。
というのも、さんまは無胃魚で、胃がなく、腸も短いので、食べたものは数十分で消化し、排泄します。
また、さんまは昼にエサを食べるため、漁がある夜には内臓の中は空っぽ。安心して美味しくはらわたが食べられるというわけです。
ただ、やはり独特の苦味が苦手な人も多いので、調理で『ワタ取って!』という方は多数おられますね。
スーパーでのさんまの調理方法
そのまま丸のままで買って帰って、丸ごと食べるという方も、もちろんおられるのですが、『調理して!』と鮮魚カウンターに持ってこられるかたも多数おられます。
ということで、『さんまにはどんな調理方法があるのか』をまとめてみました。
頭とワタ取り
これが一番多い調理方法です。
やはり、『内臓の苦味が苦手』という方は一定数おられますね。(所感としてはワタ付きとワタなしは半々くらいの割合で売れている)
切身
頭取りとワタ取りしたさんまを、筒切りで2切れ、3切れに切る方法です。
『コンロが小さくて入らない!』『フライパンで焼きたいので小さく切ってほしい!』『煮付けにしたい!』という方はこの調理法です。
三枚おろし
意外と人気なのが、さんまの『三枚おろし』。
三枚おろししてから塩焼きをすると、そのままパクパクと食べられますし、手軽にフライパンで焼くことができます。
開き
さんまの開きは『かば焼き』などにする方におすすめです。
また、フライをする場合も開きがおすすめですね。
大葉なんか巻いて、フライにすると絶品のさんまフライが出来上がります。
まとめ:旬には秋の味覚『さんま』をぜひご賞味下さい!
以上、さんまについてでした。
最後にもう一度まとめておくと、
- 旬は秋
- 食べごろは9月~10月
- 鮮度が落ちやすい(目利きが必要)
- 栄養満点
- ワタごと食べられる
- 気軽に調理を頼んでね♪
といった感じです。
さんまって本当においしいですよね!
僕は塩焼きに一味おろしポン酢で食べるのが大好きで、さんま1匹でご飯3杯はいけちゃう口です。
ホント毎年、さんまの季節は大好きで大好きで仕方ないんです(*‘ω‘ *)
みなさんも、ぜひ美味しくさんまを食べて下さいねー!