秋はさんまが安くなる時期ですよね。
『安いからいっぱい買ったけど、どう保存すればいいの?』
『冷凍で保存したいんだけど、どういう方法が一番長持ちするの?』
といった方のために、さんまの保存方法をまとめてみました!
この記事では、
- さんまを冷蔵保存する方法
- さんまを冷凍保存する方法
- 冷凍したさんまを解凍する方法
- 冷凍するのに適した生さんまについて
を説明していこうと思います。
さんまを冷蔵保存する方法
- さんまの表面を冷水で軽く洗う
- さんまの水分を拭き取る
- さんまを直接ラップでくるむ
- 冷蔵庫のチルド室で保存する
- 購入した翌日には食べるようにする
新鮮なさんまを選べば、内臓を処理せず冷蔵保存することができます。
もし、鮮度に不安がある場合は、水洗いする前に頭とハラワタを取った状態で、同じ手順で保存しましょう。
さんまを冷凍保存する方法
- さんまの表面を冷水で軽く洗う
- さんまの水分を拭き取る
- さんまを直接ラップでくるむ
- 冷凍庫で保存する
- 購入してから1か月以内に食べるようにする
冷凍する場合も冷蔵保存する時と同じく、鮮度に不安がある場合は頭とハラワタは取った状態で冷凍するほうが長持ちします。
ただ、鮮度がいいさんまの場合は、ハラワタを取らずに冷凍した方が、冷凍焼けをおこしにくいので、ハラワタを取らずにそのまま冷凍することをオススメします。
解凍方法
冷凍さんまは、食べるタイミングの12時間前に冷蔵庫に移しておきましょう。
お皿にキッチンペーパーを敷いて、その上で解凍しておくと、冷蔵庫の中で液もれしないのでオススメです。
また、冷凍さんまは、必ず解凍してから焼くようにしましょう。
凍ったまま焼いてしまうと、さんま全体に火が均等に通らず、全然おいしくないさんまになってしまいます。
保存に適したさんまのポイント
冷蔵保存にしても、冷凍にしても、保存に適したさんまには共通点があります。
大きいものを選ぶ
さんまは大きいものほど、食べ応えがあってジューシーになります。
小さいさんまを選んで、冷凍保存してしまうと、いざ焼いた時にパサパサでおいしくないさんまになってしまいます。
保存する、しないに限らず、さんまを選ぶ際には大きいものを選ぶようにしましょう。
鮮度のいいものを選ぶ
一度鮮度が落ちたさんまは冷凍したからといって、その鮮度が回復するわけではありません。
冷凍保存するさんまは、必ず鮮度のいいものを選ぶようにしましょう。
ちなみに鮮度のいいさんまのポイントは『さんまってどんな魚?』の記事でもまとめていますが、
- エラに血がにじんでいない
- 肛門がゆるんでいない
- 背側にウロコがあり、鮮やかな青色をしている
という点です。
魚体がユルユルしていたり、血がにじんでいたりするさんまは鮮度が落ちている可能性があるので、避けるようにしましょう。
解凍ものはさける
生さんまのシーズンは8月末から10月いっぱいまでですが、それ以外の季節は『解凍物』になります。
いくら安くても、商品名のところに『解凍』の表記があるさんまは保存には適していないので、冷凍はやめておきましょう。
ちなみに『解凍』表記は法律で義務付けられているので、解凍もののさんまであれば、必ず『解凍』の文字が商品名のどこかに提示されているはずです。
冷凍保存する場合は、見逃さないように注意してください。
解凍ものをどうしても冷凍保存したい場合は…
ただ、『解凍さんまが特売だし、どうしても冷凍しておきたい!』という方もおられますよね。
1尾100円を切る値段で販売してることもありますし、そう思うのも仕方ありません。
もし、どうしても解凍さんまを冷凍保存したい場合は、『お店の開店直後』の解凍さんまを狙って買い物するようにしましょう。
凍った状態のものを、できるだけ凍った状態で手に入れて、カチカチのまま処理をして、冷凍庫で保存すると、多少は再冷凍を回避することができます。
もし、解凍さんまが特売で、安い解凍さんまを冷凍保存したいなら、『開店直後』の『カチカチ』の解凍さんまです。
ぜひ覚えておいてください。(あくまでも『どうしても』の場合なので、すすんでオススメはできません)
まとめ:家計にも優しい栄養満点のさんまは上手に保存しましょう
さんまって本当に家計に優しいお魚ですよね。
旬になると、脂がノッた最高のさんま、安くて旨いさんまが市場には出回ります。
最近では冷凍技術が発達して、旬の旨いさんまが、年中食べられるようにもなってきています。
ただ、旬外れの時期に、冷凍さんまを再冷凍してしまうと、パサパサの美味しくないさんまになりますし、栄養豊富なさんまの栄養が流れ出し、スカスカのさんまになってしまいます。
これでは保存したかいもありませんし、買ったかいもありませんよね。
どうせ保存するなら、旬の旨いさんまを旨いまま保存してほしいですし、栄養満点のさんまを栄養満点のまま保存してほしいです。
今回紹介した、旬のさんまを保存する方法を、上手に活用していただいて、美味しいさんまを少しでも長い期間、食べてもらえると嬉しいです。