魚へんに春と書いて【鰆(さわら)】!
香川県のさわらは春に旬を迎えます。旬を迎えたさわらは脂も程よく乗っていて、身もしまっています。
春になると、スーパーで見かけることも多くなってくる【鰆(さわら)】。
今回は、そんな香川県産のさわらについてまとめていこうと思います。
香川県産のさわら
讃岐に春を告げる魚として香川県で愛されているサワラ。
サワラは4月から5月にかけて産卵のために太平洋から瀬戸内海に入ります。
産卵は5月から6月で、生まれた稚魚は11月頃まで瀬戸内海で成長し、また太平洋へ旅立っていきます。
そして翌春、再び瀬戸内海に産卵のために帰ってきます。
参考:讃岐のサワラ|香川県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ
1年間、外海の荒波でもまれるさわら。厳しい環境で大きくなって、また産卵のために里帰りしてくるんですね。
香川のさわらは漁獲量も一時はかなり減ったようですが、漁協組合のみなさんの努力の結果、近年ではその数もかなり増えている様子。
さわらが安く買えるのも、こういった地元の方々の努力の賜物。魚屋としては感謝しかありませんね。
さわらの選び方
さわらは痛みやすい魚なので、しっかりと見極めていきましょう。
身が透き通っている
さわらは白っぽくなっているものよりも、身が透き通っているものを選びましょう。
血合いの色がきれい
さわらの血合いは変色しやすくなっています。
茶色くなっているものは避けて、赤いものを選びましょう。
刺身や炙りが商品として出ている
さわらの炙り
さわらは切り身で売っていることが多いですが、鮮度のいいものは刺身や炙りで食べることができます。
鮮度に自信のあるスーパーでは刺身や炙りで出ていることがあるので、刺身売場にさわらがあれば、そのスーパーのさわらの鮮度は抜群にいいと思います。
さわらは料理用途が豊富
さわらは癖のない魚として有名なので、料理用途が豊富です。
塩焼き・照焼き・味噌焼き・煮付け・天ぷら・フライなどなど、色んな料理にトライしてみてはいかがでしょうか。
また、骨が少ない魚なので、小さいお子さんが食べるのにも持ってこいです。
春のさわらは真子や白子も旨い
さわらは切身とは別に『真子(卵)』や『白子(精巣)』も旨いです。
真子は煮付けに、白子は白子ポン酢、天ぷら、すまし汁、焼き物でも旨いです。
真子や白子は切身と比べると、さらに安く売られていることが多いので、もし見かけたら是非チャレンジしてみてくださいね。
さわらの買い時はいつ?
これはスーパーにもよりますが、相場が下がった時で『1切150円~200円』くらい。
厚切り(1切120gカットくらい)の場合は『1切220円~250円』くらいが買い時です。
春になってくると、急にさわらが安くなることがあるので、ぜひとも買い物に行った時はチェックしてみてください。
まとめ:香川県産のさわらは鮮度抜群で安くて旨い!
- さわらは傷みやすいので買う時はよく見る
- さわらの刺身が出ているスーパーのさわらは鮮度抜群
- さわらは癖がなく食べやすい
- さわらは料理用途が豊富
- 真子や白子も旨い
- 相場が下がった時が狙い目
春に旬を迎える『さわら』。
香川県産のさわらは本当に『新鮮で、安くて、旨い』です。
料理用途も豊富なので、スーパーに立ち寄った際にはぜひともチェックしてみてくださいね!