ブリといえば、『寒ブリ』!寒い季節に旬を迎えるイメージがあると思います。
確かにブリの旬は冬なんですが、暖かくなって桜が咲く季節に美味しくなるブリも世の中にはあることがわかりました!
その名も『桜ぶり』!
三重県であがる春の天然ぶりは一味違いうようです( ̄ー+ ̄)
桜ぶりとは?
三重県から和歌山県にかけてのブリ漁は、ぶりが産卵のために南下する3~4月にシーズンを迎えます。
地元ではこの時期に獲れるブリを、特別に「桜ブリ」と呼んでいて、大変重宝されています。
ただの天然ぶりではなくて、別名『桜ぶり』というだけあって、地元では重宝されているブリのようですね。
冬にシーズンを迎えるぶりが、春にシーズンを迎えるというところに面白さを感じます。
ただ、旬というだけあって、本当に旨そうなんですよね!
『旨そう!』と思うポイントを以下に挙げていきます!
桜ぶりの特徴
ここからは桜ぶりについて感じることを挙げていきます。
鮮度がいい
桜ぶりは、〆(しめ)た状態で入荷するので、この時期に入荷する天然ぶりの中では、格段に鮮度がいいです。
〆るとは、簡単にいえば、魚の美味しさを保つために魚の血を抜くこと。
これをするかしないかで、魚の旨さが格段に変わってきます。
魚の扱い一つとってみても、この桜ぶりが重宝されていることがよくわかりますよね!
脂がのっている
春の天然ぶりは脂が抜けていて、パサパサしたイメージがあるのですが、この、桜ぶりによって、その常識がくつがえされました。
寒ブリを思わせるかのような脂のノリをしているんです。
個人的に、春の天然ぶりは脂が抜けているので、身が赤黒くなっていて、血合いの色も茶色くなっていることが多いんですが、この桜ぶりは脂がのっているため、身が白く、血合いの色もキレイな赤色をしています。
『見るからに旨そう!』ってやつですね。
寄生虫が少ない
天然ぶりには『ぶり糸状虫』という寄生虫がいて、海水温が暖かくなってくる頃から数多く寄生し始めます。
食べても特別何かあるわけではありません。
腹を壊すこともありませんし、体に害もないんですが、とにかく見た目がミミズみたいで気持ち悪いんですよね。
ただ、この虫がいることによって、ブリの体内に穴をあけるため、そこから鮮度が落ちることも多々あります。(ひどいときには身がとけていることもあります)
大体の天然ぶりには、結構な確率で住んでいるこの寄生虫ですが、なぜか桜ぶりには、ほとんどこの虫がいません。
ホント不思議なくらいに寄生虫がいないんですよ。
なので、安心して食べることができますね。
何より安い!
春に入ると天然ぶりの相場(値段)はグーンと下がってきます。
桜ブリも例外ではなく、店頭価格で100g当たり128円~228円くらいで販売します。
ぶりは一切れ当たり100g前後でカットするので、1切100円~150円くらいで購入することができます。(もちろんスーパーによって違うと思いますが)
養殖のぶりであれば、倍以上の価格になるので、この季節の三重県の天然ぶりは本当にオススメです!
まとめ:三重県産の桜ぶりオススメです!
桜ぶりの魅力が分かっていただけましたでしょうか。
- 脂ノリが良い
- 鮮度がいい
- しかも安い!
これだけ旨いぶりが低価格で購入できるのは本当に魅力的だと思います。
春にスーパーに行った際にはぜひ『三重県産の天然ぶり』を探してみてください!
きっと満足する一品になりますよ!